もの×アプリハッカソンに参加しました

投稿日:2013-01-31

地方自治体が主催する(!)、家電や家具など“モノ”とスマホやWebなど“アプリ”を繋げ、クラウドと連携する製品を考え作るハッカソン「もの×アプリハッカソン」が開催され、先週末に参加してきました。

モノにArduinoというマイコンとそれを制御する言語から構成されるハードウェアを組み込み、Android端末と連携させクラウドに連携させる製品・サービスを、ワークショップを通じて学び・考え作り上げていく、そんなイベントです。

1日目は10チームに分かれ、ワークショップを通じて与えられた3つのテーマの中から1つ、アイデアを作り上げていきます。普段取り組んでいるWebサービスなどとは異なるアプローチや視点で答えを導いて行きます。5つのアイデアに絞り込むための1次審査には残念ながら残ることができませんでしたが、アイデアを熟成させていく過程、いつもどおりのありがちな思考の過程で出てきたアイデアを最後の最後でひっくり返し、思いもつかなかったアイデアを生み出すブレイク・ザ・バイアスの考え方。モヤモヤと進んでいた感のあるワークショップの最後に、頭を後ろから引っ叩かれるかの如く目の覚める体験でした。

惜しくも(?)1次審査を通過しなかった自分のチームは、通過チームにそれぞれ分かれて組み込まれ(参加したいチームの希望を出せる)、提案のアイデア実現に向けて実際の作業に取り掛かります。ここまでがワークショップ、ここからがハッカソンの様な流れですね。

怒りといった負の感情を、非同期のコミュニケーションに落としこむことで問題の解決を図る、というアイデアを出したチームに入れて頂きました。というのも自分も「瞬間湯沸し器」的性格の持ち主で、でも一晩寝かせれば落ち着くことが多く、でも「怒ってたんだよ」ということを知ってくれると尚嬉しい、という面倒臭い種類の人間なのですが、そのクソ面倒な問題を理解し解決策を提案するというアイデアに共感しました。

ものづくり、Webプログラマ、デザイナーという枠で人材が集まっているはずが、このチームにはなぜかデザイナー不在。他チームには女性も居るのに男だけ。しかしそれぞれの実力が高く骨太のチームでした(男だけなのでシモネタも織り交ぜつつ)。んでAndroidアプリを作る人が居なかったので自分が担当することに。ちょうど勉強中だったこともあり、なんとかなるかな?と思いつつ。

1日目はチームの再構成とアイデアの共有で終わり、実際の作業は2日目から始まります。と言いつつ、帰りの電車の中でガッツリコーディング開始してたんですが…

2日目も朝から集合して、どんどん作業を進めていきます。Arduino担当4名、サーバー側担当1名、Android担当1名、プレゼン資料など担当2名が、それぞれ担当の分野で黙々と進めていきます。自分も着々と作業を進め、基本的なアプリの構成やサーバーとの通信を実装し、Arduinoとの接続を実装しようとしたところで大きく躓いてしまい…時間も差し迫ってきて完全にテンパッてしまいました。。。
しかし当日はGoogleからボランティアとして3名の方にお越しいただいていて、遂にヘルプをお願いすることに。時間をかけて解決策を探し、悩んでた点がものの数分で解決するという…Googleの方にレクチャー頂ける機会などなかなか無いので、とても貴重な経験でした。

結局時間オーバーで各接続の実装を行うことが出来ずプレゼンで凌ぐ形になってしまいましたが、その内容を評価され最終審査では惜しくも次点という結果になりました。「非同期コミュニケーション」というテーマに、追加した「柔らかインターフェース」(ちょっと偶然)が高く評価された形です。

残念ながら完成には至らなかったアイデアですが、ハッカソン終了後も完成を目指して活動を継続しています。なんと5チーム中3チームは継続を表明しているのが驚きです。自分たちのアイデアを形にしたい、という思いが強い=ワークショップで出た答えが素晴らしいものばかりだった、という事ではないかと思います。

ちょっと残念だったのは、1日目の終わりにチーム再構成後、すぐに作業に取り掛かる感じで既にあるアイデアを共有することくらいしか出来なかったこと。もし余裕があって、後から合流したメンバーを踏まえてアイデアを出すことで、より違ったor価値を追加した物が生まれていたのではないか?と思いました。出来れば3日間とか、ワークショップのみ別日で行うとか、そういう形があれば良かったかな?と。ワークショップの成果が素晴らしかっただけに尚更感じてしまいました。第2回を開催される様ですし、今回の運営を踏まえてさらに改良した形で進めて行かれるそうなので、さらに良いイベントになることは間違いないでしょう。今回参加されなかった方にも是非オススメしたいイベントです。

そうそう、さらに今回のイベントで良かったのが普段交流の無い方々と出会えたこともあります。プロダクトデザイナーも対象だったので、そういった分野の方はもちろん、電子工作を得意とされる方も、となってくると普段のWebの業界ではなかなか知り合う機会もありません。そしてそれだけではなく、通販のバイヤーや証券会社にお勤めの方など、多様な人材が集まっていたのも特徴的だったと思います。
イベント後に痛感した「自分たちにはまだまだ知らない世界が多すぎる」、その世界を一歩広げるためにも、こういったイベントには出来る限り参加していこう、と心に決めたのでした。そして「自分はこのイベントに参加しても場違いだし」とか思ってる人が居れば、そこから一歩踏み出してまずは参加してみることをオススメします。


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